お金を学ぶ

お給料をもらったら必ず確認!”給与明細の見かた”を知ろう

さわ

アルバイトを始めたら、会社に勤め始めたら。お給料と一緒に必ずもらうのが”給与明細”。

給与明細には、

  • 支給されるお金の内訳
  • 支給されるお金から差し引かれるお金(保険料や税金など)の内訳

が、細かく書かれています。しかし、

「数字がいっぱい書いてあるけど、意味がよく分からん…」

「面倒だし、銀行に振り込まれている金額だけ確認すればいいや」

と、内容を理解できていなかったり、給与明細をあまり確認していなかったりしませんか?

  • 自分が受け取ったお給料の金額は、元々支給されるお金から何をどのくらい差し引かれているのか
  • 自分が働いた分だけ正しくお給料が支払われているのか

を知るために、給与明細のチェックは欠かせません。

今回は、「給与明細には何が書かれているのか?」を見ていきましょう。

給与明細の中身を見てみよう

今回は、40歳以上の正社員、という人の給与明細をサンプルとして説明します。

40歳以上という条件を付けたのにはもちろん理由があります。それは後ほど。

まずは実際の給与明細の例を見てみましょう。

まずは支給の部分から。

1.基本給

文字通り、お給料の基本となる金額です。

新入社員の方は内定または入社時の契約書類に、2年目以降の方は給与改定時の辞令に書いてある金額がここに記載されます。

アルバイトの方は、働いた時間×時給 の金額が記載されています。金額が合っているか、自分でも計算して確認しましょう。

2.時間外手当

会社の契約で決められた時間以外で働いた場合に支給されます。

例えば、月曜日〜金曜日 9:00-18:00が基本の勤務時間として定められている人が、日曜日に勤務した場合には時間外手当が支払われます。

サンプルでは「時間外手当」としてまとめていますが、会社によっては「深夜手当」「休日出勤手当」など、時間外出勤に対する手当の内訳を細かく出す会社もあります。

3.通勤手当

電車やバスの通勤定期代、車ならガソリン代など、通勤にかかる費用が支給されます。

4.総支給額

「支給」に書いてある各項目を全て合計した、自分に対して支払われる金額です。

今回のサンプルでは、1~3を合計した金額がこれに当たります。

が、ここで注意!!

総支給額に書かれている金額全部を自分で自由に使えるお金として受け取れるわけではありません。

この後に説明する、社会保険や税金などの「控除」をここから差し引くことになります。

では次に、控除の部分を見てみましょう。

5.介護保険料

介護保険は、介護が必要な人に対して必要なサービスを提供できるよう、社会全体で支えるための保険です。

介護保険は市町村の管轄で、保険料を払うのは40歳以上の人。

今回のサンプルで、40歳以上という条件をつけたのはこのためです。

39歳以下の人には介護保険料はかかりません。

6.健康保険料

健康保険は、病気やケガなどに対して保険給付を行い、安定した生活を続けられるようにするための公的な医療保険です。

病気やケガの治療で大きな出費があったり、長く働けない期間が発生したりすることで、その後の生活に大きな負担がかからないよう医療保険が給付され治療費を少なくすることができます。

今回のサンプルのように正社員の場合は、以下の2種類の健康保険のうち、どちらかに加入しています。

  1. 協会けんぽ(各都道府県が運営する全国健康保険協会)
  2. 組合の健保(国の健康保険事業を代行する組合)

加入している健保の定める保険料が健康保険料の欄に記載され、お給料から差し引かれます。

一方、アルバイトなど働く時間の少ない人は、国民健康保険に加入します。

国民健康保険の場合、お給料から差し引かれるのではなく市町村から納付書が届きます。

なので、給与明細の健康保険料の欄は0円。

さらに、学生さんなど保護者の扶養に入っている人は、保護者の人の健康保険へ一緒に加入していることもあります。

もちろんその場合も健康保険料は差し引かれないので0円です。

7.厚生年金

まず年金とは、高齢となり仕事を引退した後に国から給付される生活のためのお金のこと。

年金には2種類あり、20歳以上60歳未満の人が全員加入する”国民年金”と、会社員や公務員などが加入する”厚生年金”があります。

今回のサンプルの場合は正社員として会社に勤めているので、厚生年金保険料がお給料から差し引かれます。

一方、アルバイトなどで厚生年金に加入していない人は国民年金加入者(もしくは20歳未満の人)なので、この欄は0円。

国民年金の場合は、年金事務所から納付書が届きます。

8.雇用保険

雇用保険は、働く人の生活や雇用を安定させるための保険です。

仕事を無くした時に、次の仕事が決まるまでの給付金をもらえたり、仕事に役立てるための資格取得などに給付金が出たりします。

雇用保険は、働くほぼすべての人が加入しています。アルバイトの人も、加入対象になる人がほとんど。

業種によって定められている保険料率から保険料を計算し、お給料から差し引かれます。

9.所得税

所得税は、シンプルに言うと”お給料にかかる税金”。

いくつかのややこしい計算を経て所得税の金額を出し、お給料から差し引かれます。

税金の詳しい計算方法は、また別の記事で紹介します。

10.住民税

住民税は、住んでいる地域(都道府県と市町村それぞれ)に収める税金です。

住民税も所得税と同じように、いくつかのややこしい計算から金額が決められ、お給料から差し引かれます。

11.控除計

控除(こうじょ)とは、4.総支給額から引かれる金額のこと。

5~10の、各保険料や税金の合計がここに載っています。

12.差引支給額

4.総支給額 – 11.控除計 で、実際に自分の銀行口座に振り込まれる金額。

いわゆる、”手取り”や”可処分所得”と言われる、自分で自由に使えるお金です。

まとめ

今回のポイント
  • 給与明細には、「支給されるお金の内訳(支給)」「お給料から差し引かれるお金の内訳(控除)」が載っている
  • 総支給額- 控除計 = 差引支給額 = 銀行口座に振り込まれる金額
  • お給料からは、たくさんの保険料や税金が差し引かれている

ここまで、給与明細の中身を1つ1つ見てきました。

今回紹介した項目以外にも、独自の手当や控除がある会社も多いです。

意外に見るべきところが多くて大変ですが、せっかく働いて稼いだ自分のお給料、正しく支払われているかどうかしっかりチェックしましょう!

今回はここまで。お疲れ様でした!

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よもぎ
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お金の勉強中の会社員(FP2級技能士)
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